「簡単すぎる本では意味がない気がする…」
おうち英語を頑張るほど、こんな悩みを感じる方は少なくありません。
英語の本を読ませたいのに、すぐ飽きてしまう…
子どもの英語力を伸ばす多読で大切なのは、「難しい本を読むこと」ではありません。
実は、英語が伸びる子ほど、“簡単な本をラクに読める状態”を大切にしています。
反対に、「もっと難しい本を」「もっと早く読ませたい」と焦ると、英語そのものが苦痛になってしまうこともあります。
この記事では、子どもの英語多読を成功させるための、挫折しない5つのコツをご紹介します。

1. 多読は「1日1分」からでいい
英語多読で最も大切なのは、才能ではなく「毎日続けること」です。
最初から30分読ませようとすると、多くの子は疲れてしまいます。
まずは1日1〜2分でも十分です。
「そんな短時間で意味があるの?」と思うかもしれませんが、実はこの“毎日英語に触れる”ことがとても重要です。
英語は、間隔が空くほど脳が忘れてしまいます。
だからこそ、
- 毎日少しだけ読む
- 英語を見る習慣を作る
- 「読むのが当たり前」の状態にする
この積み重ねが、将来の大きな英語力につながります。
特に小学生は、「長時間頑張る」より「短くても毎日」のほうが圧倒的に効果的です。
2. 「8割読める本」がちょうどいいレベル
多読で失敗しやすい原因のひとつが、「本のレベルが高すぎる」ことです。
英語力を伸ばすには、
- わからない単語だらけ
- 毎回つまずく
- 読むのに時間がかかる
こうした状態を避ける必要があります。
目安は、「8割くらいスムーズに読めること」。
1〜2週間続けてみて、
- ほぼ自力で読める
- 内容をなんとなく理解できる
- 前よりラクに読める
こう感じるなら、その本は適正レベルです。
逆に、何日やっても読めない場合は、思い切ってレベルを下げましょう。
英語は「難しいことを頑張る」より、「ラクに読める量を増やす」ほうが伸びやすいのです。
3. 英語は「一段下げる」と伸びやすい
親としては、つい「せっかく頑張っているから次へ進ませたい」と思いますよね。
でも、実際には“簡単なレベルに戻る”ことが成長につながるケースはとても多いです。
これは、跳び箱と同じです。
高い段が跳べない時、無理に挑戦し続けるより、一段下でフォームを確認したほうが結果的に上達します。
英語多読も同じで、
- 簡単な本をスラスラ読む
- 音読に余裕が出る
- 英語を見る抵抗感がなくなる
こうした「読める感覚」が積み重なることで、次のレベルへ自然に進めるようになります。
「レベルを下げる=後退」ではありません。
むしろ、伸びる子ほど“簡単な本を大量に読む”時間を大切にしています。
4. 2日空くと、脳はかなり忘れる
「平日は忙しいから週末にまとめてやろう」
これは一見効率が良さそうですが、英語学習では忘却が大きな問題になります。
人は、2〜3日空くとかなり記憶を忘れてしまいます。
つまり、
- 毎回ほぼ初見状態になる
- 読むのがラクにならない
- 定着しづらい
という悪循環が起こります。
だからこそ、多読では“毎日少し”が大切です。
たとえ1分でも、
- 英語を見る
- 音を出す
- 本を開く
これだけで脳の回路は維持されます。
忙しい日ほど、「短くても続ける」を意識すると、多読が習慣化しやすくなります。
5. 子どものやる気は「2択」で引き出す
「好きな本選んでいいよ」と言っても、子どもは意外と選べません。
逆に、「これ読みなさい」だけだと、やらされ感が強くなります。
おすすめは、親が2〜3冊候補を選び、その中から子どもに選ばせる方法です。
選ぶポイントは、
- 繰り返し表現が多い
- 内容がわかりやすい
- 子どもの興味に近い
- 8割くらい読めそう
この条件を満たした本を用意して、
「今日はどっち読む?」
と聞くだけでOKです。
自分で選んだ感覚があると、子どもは主体的に取り組みやすくなります。
この小さな「自分で決めた」が、長く続く英語学習につながっていきます。
まとめ|子どもの英語多読は「簡単・短時間・毎日」がコツ
子どもの英語力を伸ばす多読で大切なのは、
- 難しい本を読ませること
- 長時間勉強すること
ではありません。
本当に大切なのは、
- 少しでも毎日続ける
- 読めるレベルを選ぶ
- 「できた!」を積み重ねる
この3つです。
特に小学生は、「英語が楽しい」「読めるかも」という感覚が、その後の英語力を大きく左右します。
まずは今日、無理なく読めそうな本を2〜3冊並べて、
「今日はどれ読む?」
と声をかけてみてください。
その小さな積み重ねが、将来の大きな英語力につながっていきます。