ここまでお伝えしてきた単語と英作文の学習法を、
具体的なスケジュールに落とし込んでみましょう。
勉強スケジュールの作り方を教えて
学習計画の流れを紹介するよ!
以下の4つのフェーズをモデルに、自分の状況に合わせて調整しましょう。
✓この記事の信頼性

フェーズ1:初期診断(学習開始時)
目的:弱点の把握
学習の第一歩は、現状分析から始まります。
まずは過去問を1セット解いて、どの分野でつまずいているのかを正確に把握しましょう。
特に、文法、長文読解、リスニングなど、単語と英作文以外の弱点を客観的なデータとして特定することが、後の学習計画の精度を高めます。
過去問題集はこちらです♪

フェーズ2:基礎固め(約1ヶ月)
目的:単語と英作文の集中トレーニング
診断で弱点が明らかになっても、すぐにはその対策に入りません。最初の約1ヶ月間は、英語力の土台を築くため、毎日「単語学習」と「英作文トレーニング」を継続することに集中します。
この期間に取り組むこと:
- 前編で解説した「週間反復法」による単語学習
- 例文の暗記と書き換えによる英作文の基礎訓練
フェーズ3:弱点克服(1〜2ヶ月)
目的:文法・長文読解への着手
単語学習が1巡し、基礎的な語彙力が身についてきた段階で、ようやくフェーズ1で特定した弱点(文法や長文読解など)の克服に着手します。
語彙力が増したことで、以前は歯が立たなかった長文の中に知っている単語が増え、以前よりも読みやすくなっています。
この相乗効果が、「あ、これならできそうだ」という自信と手応えを与え、難しい課題への抵抗感を和らげます。
カラーで、見てわかりやすい内容になっています

フェーズ4:総仕上げ(試験直前期)
目的:過去問による実践演習
最後に、再び過去問演習に戻ります。この段階では、単に正解・不正解を確認するだけでなく、本番を想定した時間配分を意識することが重要です。
効果的な復習方法:
- 間違えた問題は決して放置しない
- 解答解説を熟読する
- 関連する単語や文法事項を参考書に戻って復習する(往復学習)
この「過去問を解く→弱点分野を復習する→再び過去問へ」という
サイクルが、合格に必要な確かな実力を育てます。
まとめ:英検3級合格への王道
前編・後編を通じてお伝えしてきたことは、英検3級合格において最も重要なのは、小手先の試験対策テクニックではないということです。
合格への王道は、早期から「単語」と「英作文」という英語力の根幹を、正しい方法で着実に育てていくことに尽きます。これらは時間がかかるからこそ、早期に着手する戦略的価値があるのです。
英検3級は、英語学習の新たなステージへと進むための重要なステップです。本記事でご紹介した方法を実践し、確かな英語力を身につけながら、自信を持って合格を目指してください。
皆さんの英検3級合格を心より応援しています!
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